音楽家・宮内優里さんの演奏を聴きながら、読書をしてみませんか。 3月23日に佐倉南図書館で開催した『読書のための音楽会~ライブラリーラボラトリー第3夜~』。 平成30年度から志津図書館で開催してきた『読書のための音楽会』、今年度は会場を佐倉南図書館に変えて、これまでと少し異なる雰囲気の中、宮内さんに演奏してもらいました。 いつもは静かな図書館が、宮内さんが奏でる音によってちょっと違った読書空間に。 読書×音楽の不思議な化学反応もどうぞお楽しみください。
【演奏:宮内優里】 作曲家/音楽家。1983年生まれ。千葉県八街市在住。これまでに6枚のアルバムをRallye Labelよりリリース。生楽器の演奏とプログラミングを織り交ぜた、有機的な電子音楽の制作を得意とする。アルバムではこれまでに、高橋幸宏、原田知世、小山田圭吾、星野源、It’s a Musical、GUTHERなど、国内外問わず様々なアーティストとのコラボレーション作品を収録。ライブでは様々な楽器の音をたった一人でその場で多重録音していく”音の実験室”ともいうべき空間を表現する。
http://www.miyauchiyuri.com/
http://www.bgmlab.com/
この語りは、佐倉の民話を講談調に再話したものです。平成11年度、佐倉小学校の5年生の児童に、「佐倉の民話を語る」という授業をしました。「空とぶ天狗」はその時の語りのモデルとして再話したものです。そして、子ども達は佐倉の民話10作品を再話し、グループ発表しました。子ども達は楽しみながら、個々の表現力をのばし、聞き手を意識して語れるようになりました。千秋楽は市民ガレッジの文化祭で語り、沢山の拍手をいただき、子ども達は最高の笑顔がうまれ、達成感は自信にもつながりました。語りはコミュニケーションだと実感しました。
志津図書館の夏休み
~セミのブックトーク&セミの羽化の瞬間を目撃しよう!~
魅力あふれる語り手による「語り」は本を読むのとはまた違った面白さがあります。毎年各館で開催している「おはなし会」をご自宅でぜひお楽しみください。
第1話 「くま息子」
語り手 西 絵美(佐倉ゆうゆう語り塾) 出典:『二人語り・虎の巻』末吉正子著 一声社
カナダ北部の先住民、イヌイット族(エスキモー族の一つ)のお話です。いつの世も、人間の物質主義とエゴイズムは、とどまるところを知りません。クマ息子は、人間に、本当に大切な事は何かを教えてくれています。それは、自分達人間だけが生き残る事ではなく、動物、植物、地球上の生きとし生けるもの全てに思いやりを持ち、共存していく事ではないでしょうか
第2話 「とちの実コロコロ」
語り手 末吉 正子、西 絵美(佐倉ゆうゆう語り塾)出典:『二人語り・虎の巻』末吉正子著 一声社
手遊びつきのきりなし話です。さあご一緒に元気に声をだして楽しんでください。
第3話 「ピョントコショ」
語り手 末吉 正子(佐倉ゆうゆう語り塾)出典:『むかし話ワールドへようこそ!』末吉正子著 一声社
『末吉正子の語り』日本民話の会・編 悠書館
お使いをたのまれたのが嬉しくて、春の里山を元気に歩いていく男の子。「だんごどっこいしょ」という題名で知られているお話です。「どっこいしょ」より若々しい掛け声がないかと探したところ、千葉県の増間話の資料集に「ピョントコショ」を見つけました。
この子には「ピョントコショ!」が、ぴったりですね。
第4話 「おじいさんの青いコート」
語り手 榎本 芳子(佐倉おはなしの会)
出典:『つくってあそんで7 おはなしおばさんの小道具』藤田浩子編著 一声社
すてきな青いコート、最後はどうなってしまうかな?想像しながら、きいてみてね
第5話 「注文の多い料理店」
語り手 西 絵美(佐倉ゆうゆう語り塾 出典:『注文の多い料理店』宮沢賢治 原作
『注文の多い料理店』は多くの出版社から出ています。読み比べてみるのも楽しいかも。
●『注文の多い料理店』(版画絵本宮沢賢治シリーズ、子どもの未来社)●『注文の多い料理店』(新潮文庫、新潮社)
教科書でもおなじみの、宮澤賢治の代表的な童話の一つです。二人の青年紳士が、猟犬を連れて山で狩りをしていたところ、謎の料理店に迷い込み、恐ろしい目に遭い、大変な結末を迎える様子がコミカルに描かれています。あなたは、食べられる側になった事がありますか。どんな生き物でも命の重さは同じ、命の尊さを忘れてしまっている人間に対する罰かも知れませんね。
第6話 「親はうま酒、子は清水」
和田の映像とご一緒にお楽しみください♪
語り手 末吉 正子(佐倉ゆうゆう語り塾)
出典:『むかし話ワールドへようこそ!』末吉正子著 一声社
『末吉正子の語り』日本民話の会/編 悠書館
国各地に散在する「養老の滝伝説」が佐倉市和田の直弥地区にもあります。『和田の伝承』(和田公民館発行)をもとに、健気な少年と酒好きの父親の話を再話しました。
※音声はこちらに収録されています→『末吉正子のはぁとふるすとぉりぃたいむ』(CD)Office SUEYOSHI/かわべこどもクラブ
第7話 「カワボタル」
印旛沼の昔話です♪
語り手 木原南海子(かたりべの会)
出典:『たんたん山 佐倉に伝わる民話』松裏 善亮著 佐倉市史編さん委員会/編
『利根川図志 口訳:巻4』赤松 宗旦 著 崙書房
『利根川図誌』でも紹介されている、本当にあった!?おはなしです。
第8話 「大きい勇気、小さい勇気」
語り手 小野 美香(佐倉ゆうゆう語り塾) 出典:『大きい勇気、小さい勇気』小野 美香作
"小さな勇気"が花束になって、"大きな勇気"があなたに届きますように!!
第9話 「靴音」
語り手 柴 万里(佐倉ゆうゆう語り塾) 出典:『靴音』柴 万里作
大切に想う気持ちは、人にも動物にも同じように伝わるのだと思います。
第10話 「赤ずきん(津軽弁)」
津軽弁の赤ずきんです
語り手 中光 るり子(佐倉ゆうゆう語り塾) 参考:グリム童話『赤ずきん』
誰でも知っているといっても過言ではない、グリムの「赤ずきん」を故郷、青森の津軽弁で語ります。少々わかりづらい言葉は、想像力を働かせて、お聞きいただけましたら幸いです。
赤ずきんを図書館で借りたい方はをクリック
★『赤ずきん』グリム原作 フェリクス・ホフマン画 大塚 勇三訳 福音館書店
★『赤ずきん』いしい しんじ文 ほし よりこ絵 フェリシモ
★『赤ずきん』ぽっぷ絵 はやの みちよ文 ポプラ社
他にも色々な『赤ずきん』が図書館にはありますので、ぜひ借りにきてください(^^♪
第11話 「法事の使い」
語り手 佐原 生世(佐倉おはなしの会)
参考:『かもとりごんべえ ゆかいな昔話50選』稲田和子編 岩波書店
ちょっととぼけた男の子の、ゆかいに笑える、むかしばなしです。
第12話 「にわとりかあさん」
語り手 田倉 玲子(佐倉おはなしの会) 参考「おはなしかご」の語りより
小さい人も一緒に楽しめる、にわとりかあさんとヒヨコのおはなしです。
第13話 「あゆはかみそり」
語り手:佐原生世(佐倉おはなしの会) 出典:『日本昔話百選』稲田 浩二編著 三省堂
魚のあゆがだいこうぶつなおしょうさんと、こぞうさんのおはなしです。
第14話 「たぐり川のきつね」
佐倉の昔話です♪
語り手:清宮 由子(かたりべの会)
「手繰川のあたりで、もしもきつねを見かけたら、化かされないように気をつけてね!」
第15話「めんどりかあちゃん」
語り手:柴 万里(佐倉ゆうゆう語り塾) 出典:『イタリアの昔話』剣持弘子編訳 三弥井書店
大切な命を守るためにめんどりかあちゃんが機転をきかせ、知恵をはたらかせるお話です。
第16話「コカの亀」
語り手:末吉 正子(佐倉ゆうゆう語り塾)出典:『末吉正子の語り』日本民話の会編 悠書館
「小さくて弱い存在の亀が、勇気と知恵をふりしぼって難を乗り越えていくお話。『自分の命は自分で守らなくてはいけません』というメッセージを聞き手の子どもたちにしっかり伝えたいです。一緒に楽しく歌って、お話に参加しているうちに、大切なメッセージが子どもたちの心と身体にしみとおっていきますように、と願いを込めて語っています。」
第17話「グリム童話 ラプンツェル」
語り手:田倉 玲子(佐倉おはなしの会)参考:グリム童話『ラプンツェル』
ディズニー映画の原作になっているグリムの昔話です。ぜひ「語り」で聞いて、アニメとは違った独特の物語の世界を堪能してください。
ラプンツェルを図書館で借りたい方はをクリック第18話「脱けの一日(むけのついたち)」
語り手:猪爪 和子(佐倉おはなしの会)
日本の昔話です。脱けの一日とは、6月1日のことで、衣替えの時期にあたり、また、蛇が脱皮をする様子から、そう呼ぶ地方もあるそうです。さて、どんなお話でしょうか。(大人の人も、ぜひ聞いてみてください)
第19話「落花生のドンド焼き」
語り手:石井 冨士子(佐倉おはなしの会) 出典:『落花生のドンド焼き』石井 冨士子作
佐倉市の青菅地区のどんど焼きをご存じでしょうか。この地域で古くからおこなわれている「どんど焼き」という 小正月の民俗行事をモチーフにして、石井さんが創作したお話です。現代から過去をへタイムスリップする、不思議な、そして懐かしさを感じるお話を、作者自身による語りで楽しんでください。
賢治の故郷、岩手県の南部弁ではありませんが、東北弁で語ります。純粋な山男と亮二の言葉を交わさない、心の交流が伝わればと思います。
『祭の晩』が収録されている書籍を図書館で借りたい方はをクリック(2)大切な本を修理しよう~本の保護編(2)~
カバーなしの本に透明フィルムコートを貼ろう
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