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図書館ホーム > 仲町つれづれバックナンバー > NO.17~NO.37(2007.2~2007.3)

仲町つれづれNO.17~NO.37 ~佐倉図書館通信

                                      
仲町つれづれNO.37 2007年3月25日(日)
男も女も、豆腐の味になれば長持ちする!?

先日、山本一力さんの直木賞受賞作品を映画化した「あかね空」(浜本正機監督・角川映画)を見ました。舞台は江戸・深川。京から江戸にやってきた豆腐職人永吉と、深川育ちの娘おふみが出会い、店を構えて子どもたちが店を継ぐまで、力をあわせて困難を乗り越えていく一家の話です。(最近流行のCG技術が多用された映像は、なにかきれいすぎて深みがないように感じましたが、話は人情話です。)
この作品の浜本監督の師匠にあたり、企画・脚本で参画している篠田正浩さんが、『文藝春秋』4月特別号に『豆腐の味』というエッセイを書いています。
それによると、篠田さんは子どもの頃から豆腐が大の好物で、朝が豆腐の味噌汁だと一日機嫌がよかったとのこと。あまりに豆腐をねだるので、母に「だったら早起きして買いに行きなさい」と言われ、自ら買いに行った時期もあったとか。「京風の柔らかい豆腐を新聞紙に包んでもらって家に持ち帰ると、母がすぐに料理してくれる。水の冷たさで真っ赤になった母の掌の上で、白い豆腐がさいの目に包丁を入れられていく。その絵が今も目に焼きついている。」と書かれています。
豆腐は、シンプルであっさりとしているからこそ毎日食べても飽きません。篠田さん曰く、「これといって主張がある味ではないのに、ひとたびその美味しさに目覚めると、どれだけ贅を尽くした料理も代わりが効かない。もはや豆腐でなくては満足できなくなってしまう。その奥深さ、不可思議さ。本当に美味い豆腐の作り手というのは、洗練された美学の持ち主なのではないか」と。
今では巨匠と言われ、国内外にファンの多い小津安二郎監督も、大の豆腐好きだったそうです。小津さんは撮影現場で湯豆腐をつつきながら「俺は豆腐屋だもんな。豆腐しか作れんよな。」と、もらしていたそうです。その意味するところは深く、だからこそ、小津作品の評価が高いのではないでしょうか。

私自身、新潟から東京に出てきた当時、伯父の豆腐屋で下宿していたため、豆腐屋さんの生活が良くわかります。朝早くから冷たい水を使い、夜までよく働いていました。おかずはいつも形の悪い揚げたての油揚げやがんもどきでしたが、この美味いこと。今でも焼いて醤油をかけて食べたりしています。伯父は、昼食も豆腐のみという生活でした。今でも忘れられない思い出です。(そういえば、東京の豆腐屋さんと銭湯といえば、なぜか新潟県人が多かったです。)
日本食は水の料理ともいえますが、豆腐の場合も水や水質へのこだわりが重要になります。映画でも、京と江戸の味覚の違いに悩む展開になっています。今月末に劇場公開されます。原作とともにあわせてご覧ください。原作は、山本一力 『あかね空』(文藝春秋2001)です。

仲町つれづNO.36 2007年3月23日(金)
春だ!わくわくおはなし会
いよいよ春休み!小学生を対象にしたおはなし会を行いました。いろんなお話をわくわくどきどき楽しんだ後、「だじゃれキングは、だ・れ・じゃ!?」と題し、参加したみんなから今までに一番面白いと思っただじゃれを教えてもらいました。その後、じゃんけんゲーム「どっちの花が先に咲く!?」をやりました。たかがじゃんけん、されどじゃんけん、負けが続くとハラハラドキドキ!接戦の末、Bチームの花が、早く咲きました。
では、だじゃれを紹介します。
★ステーキ、すてき!切手をきって!
★カレーは、かれー!
★肉まんは、人を憎まん(にくまん)!
★オオカミがトイレで「おおカミがない!」
★課長(かちょう)がカッチョわるいと、
 秘書(ひしょ)がヒショヒショ話をしてたよ!
★この囲(かこ)い、カッコイイ!
★ふとんが、ふっとんだ!
★この桶(おけ)、使ってもオッケー!
★村長さんを尊重します。
 さあ、だじゃれキングは、だ・れ・じゃ!?
     ★今日のプログラム★

★絵本『やまのぼり』
  さとうわきこ さく・え 福音館書店
★すばなし『へっぴり嫁ご』日本の昔話
  『日本の昔話④さるかにかっせん』
   おざわとしお再話 福音館書店より
 本の紹介
  『へっこきあねさがよめにきて』
  大川悦生・文 太田大八・絵 ポプラ社
  『へっぷりむすこ』文・ふじかおる
          梶山俊夫・絵 童心社
★すばなし『トロルとおおぐい競争』 
          ノルウェーの昔話
  『フィンランド・ノルウェーのむかし話』
      大人と子どものための世界の
      むかし話⑫ 偕成社より
★絵本『ゆうちゃんと しんくんと
           へんてこライオン』
       長新太 作 小学館
仲町つれづNO.35 2007年3月20日(火)
春こそ、読書を!

春は、卒業と入学、別れと出会いの季節です。夢をかなえて旅立つ人、さらに夢を追い求める人もいるでしょう。履歴書を書く機会の多い頃です。そこには必ずといっていいほど趣味や特技を書く欄がありますが、ややもすると「読書」と書いてしまっていませんか。
佐倉市立中央公民館発行の『なかま』3月号の中に、「ご趣味は読書ですか」という見出しで書かれた一文が目に留まりました。
今から四十年以上前、当時トヨタ自動車の常務だった梅原半二氏の部屋で、卓上に置かれた『歎異抄』をみて「ご趣味は読書ですか」という質問をしたら、「それは違うね。読書は趣味の範疇には入らない。読書は自身を向上させる手段であって、決して趣味、道楽の仲間ではないよ」というような答えをもらった、という話が書かれていました。
そもそも読書は、人間である以上は必ずするもので、好き嫌いの問題ではないと言われれば、そうかと考えてしまいます。しかし辞書を見ると、趣味には「一般的な感興を誘う状態、味わう」という意味のほか、「物事の味わいを感じとる力、哲学用語の美的判断力のひとつ」としての意味もあるようで、深い意味では間違いではないような気がします。まあ、取り立てて読書を趣味扱いしなくてもよい、ということでしょうか。
今ほど、読書することに良い環境はありません。ただ、情報が溢れすぎています。勇気を持って、覚悟を決めて、あくまで自分流に取り掛かるしかありません。
「読書にも、勇気が必要である。読書にとって習慣が常用である。読書の技術において人はめいめいに発明的でなければならない。自分自身の読書法を見出す為には、先ず多く読まなければならない。」(三木清「如何に読書すべきか」新潮文庫『読書と人生』1979より)

先ずは、新学期や年度初めは、図書館からスタートしましょう。ご来館お待ちしています。

*因みに、梅原半二氏のご子息は梅原猛(哲学者、1925年生)です。私は、日本古代史を大胆に読み換えた法隆寺論(『隠された十字架ー法隆寺論』1972)などについて、当時直接話を聞いて興奮したことを憶えています。その後、柿本人麿刑死説を提唱した『水底の歌-柿本人麿論』等の独自説を提起し、ご存知のように梅原古代学を確立しています。最近では、円空仏で知られる円空論を書いた『歓喜する円空』(新潮社)が昨秋に刊行されています。なお、この本の「はじめに」で、子どもの頃の思い出として実父半二氏のことが少し触れられています。

『趣味は読書』斉藤美奈子著(平凡社2003)といった本もあります。しかし、本当に趣味が読書の人は、ブックガイド的なものを手にしなくても、よろしいのかも・・・。
仲町つれづれNO.34 2007年3月17日(土)
ちびちびクラブ、終了!

今日のプログラム
『もこ もこもこ』たにかわしゅんたろう さく・もとながさだまさ え 文研出版
『おおかみと七ひきのこやぎ』グリム童話 フェリクス・ホフマンえ 福音館書店
『おおきなかぶ』ロシア民話 A.トルストイ再話 佐藤忠良 画  福音館書店
おうちで読んでみましょう(本の紹介)
『どろんこ どろんこ!』わたなべしげお ぶん/おおとも やすお え 福音館書店
『はなを くんくん』ルース・クラウス ぶん マーク・サイモント え 福音館書店
『いたずら きかんしゃ ちゅう ちゅう』バージニア・リー・バートン ぶん・え 福音館書店
『クレーンクレーン』竹下文子 さく 鈴木まもる え 偕成社
『ぼくのだ ぼくのだ』ぶうとぴょんのえほん 多田ヒロシ こぐま社
『だっこして』にしまき かやこ こぐま社
『パンはころころ』ロシアのものがたり マーシャ・ブラウン 作 冨山房

昔話を楽しめる年齢は、4~5歳ぐらいからだと言われていますが、「おおかみと七ひきのこやぎ」・「三びきのこぶた」・「パンはころころ」などは、小さくても楽しめるおはなしだと思います。
もし、「こわい」というときは、お母さんは、しっかり抱っこして、励ましてあげてください。一緒に読んで、「こわさ」を乗り越えたことにより、またひとつ成長できるのでは・・と思います。
ちびちびクラブにご参加いただき、ありがとうございました。これからも、親子の楽しい絵本のひとときが、つづきますように・・・

仲町つれづれNO.33 2007年3月15日(木)
椿の花言葉のごとく 潔く、控えめな美しさ ある画家の死を悼む
出勤の坂道の途中、雨に打たれた椿の花がいくつか路面に落ちていました。椿の花は開いた後ポトリと落ちてしまいますが、なにか日常の無常を感じます。それは実に切なく、そして痛いことです。
「小説を綴ることは絵を描くことに似ている」といった人がいましたが、今日は一人の画家について触れたいと思います。
今月3日の昼すぎ、市内在住の画家柴宮忠徳さんが庭で倒れられて急逝されました。享年68歳。先月12日に銀座・東京セントラル美術館での『立軌展』オープニングでお会いしたのが最後になってしまいました。私は85年頃から芝宮さんに注目し、1991年10月5日から20日まで、志津コミュニティセンターにおいて「郷土ゆかりの作家シリーズ4-柴宮忠徳展」を開催したことがあります。
柴宮さんの作品は、日常生活や風景から得た感動を素直に表現したもので、自身の心象風景の表現といえます。特徴を語るとすれば、赤と緑と青と黄色といった鮮やかな色彩が決して賑やかではなく、寂として沈黙するかのように画面を満たしています。またここ10年来、身の回りの草花や果物をモチーフに水彩で清澄な世界を表現されていました。作品は、志津コミュニティセンターのホールの壁面や、市立美術館に収蔵されています。
以前『月刊ペン』や『きらら』(東京子ども教育センター)などの表紙や『和田の伝承』(和田公民館 1998年)の挿絵を担当されたり、朝日カルチャーセンターや臼井公民館などでの講座の講師でも活躍されました。もの静かで人望が厚くファンも多く、告別式当日も約300人がお別れをしました。 ここに謹んで哀悼の意を表します。 合掌
【参考資料】 柴宮忠徳 『画集』(青年社 1985年) 
        柴宮忠徳展 図録 (佐倉市教育委員会 1991年)

        柴宮忠徳「これからの佐倉の芸術を考える」(『風媒花』第5号 1992年)
仲町つれづれNO.32 2007年3月13日(火)
絵本とあそぼう0~1才!
3月8日と9日の2日間、計4回の講座を行い、計34組の親子が参加しました。まだこんなに小さくても、みんな絵本が大好き、わらべ歌遊びも大好きで、とても楽しい時間となりました。おうちでも、ぜひ楽しんでくださいね!
仲町つれづれNO.31 2007年3月7日(水)
紙の宝石~蔵書票の世界

蔵書票というものをご存知でしょうか?西欧で普及したもので、本の表紙裏(見返し)に貼付するイニシャルなどを書いた小さな紙片のことをいいます。ラテン語の「誰それの蔵書から」を意味する、エクスリブリスと呼ぶそうです。日本には、20世紀初頭にその概念が輸入され、主に創作版画家たちの手によって独自の歴史が刻まれてきました。
中国や日本など東洋では、蔵書印のほうになじみがあるかもしれません。私もかつて蔵書印を作り、中国の深い色の印泥を使って押したものですが、今はほとんどやっていません。本に愛着がなくなってしまったということかもしれません。また昔の本の奥付には、著者印が押してある紙片が貼られていたものです。今の本には、それもありません。無駄なものは省きましょうという時代の反映でしょうか。

このように、今ではあまりなじみがなく、好事家のやることになっていますが、小さな世界だけに、余計に自分の嗜好や夢を託したり、趣向を凝らして楽しむようになったのでしょう。心から本を愛している人ならではの楽しみかもしれません。
「デジタル時代に物申す いまこそ蔵書票を楽しむ」(『月刊美術』3月号・特集「版画NOW2007」)という記事のなかで、「蔵書票をてがけて四半世紀―マイノリティの美学とともに」という見出しで、岩佐さんのインタビュー記事が載っていました。岩佐さんは、なんと版画家としての顔のほか、詩人(第45回H氏賞受賞)でもあり、普段の生活は早稲田大学の図書館司書ということです。蔵書票にはイニシャルを入れるなど制約がありますが、その中でどうオリジナリティを出すかが問われ、岩佐さんは「蔵書構成よりも、与えられたテーマとそれを出した依頼主の人柄から図柄を決める」というように、依頼主との関わり方が重要だと語っています。参考までに、日本書票協会という組織があり、『続・現代日本の書票』という本を発行しています。1940年代から90年代の蔵書票がいろいろ掲載され貴重な一冊といえます。
岩佐さんの著作については、新しいもので『岩佐なを 銅版画蔵書票集』 美術出版社 (2006年)、『岩佐なを詩集』 思潮社(2005年)などがあります。
日頃、銀座界隈の画廊回りをしていますが、銀座の竹川画廊で岩佐なをという人の蔵書票展が開かれていて、覗いてみたことがあります。図書館に勤務して、改めて思い出しています。この複雑で奥行きのある世界に、触れてみてはいかがでしょうか。

仲町つれづれNO.30 2007年3月4日(日)
ちびちびクラブも、いよいよ7回目
今日のプログラム
『ぽぽぽぽぽ』五味太郎 偕成社
『ぼくびょうきじゃないよ』
 角野栄子さく 垂石眞子え 福音館書店

『もう おきるかな?』
  まつのまさこ ぶん やぶうちまさゆき え
  福音館書店

おうちで読んでみましょう(本の紹介)
『りんご りんご りんご りんご りんご りんご』
 安西水丸 福音館書店
『なにしてる なにしてる』ぶうとぴょんのえほん
 多田ヒロシ こぐま社

『こぶたほいくえん』
 なかがわりえこ ぶん やまわきゆりこ え 福音館書店

『ちいさいもの みつけた』冨田百秋 さく 福音館書店
『とべ!ちいさいプロペラき』
 小風さち作 山本忠敬絵 福音館書店

『14ひきのさむいふゆ』いわむらかずお 童心社
『こんとあき』林明子さく 福音館書店

わらべうたあそび 

☆うまは としとし ないても つよい
 うまは つよいから 
 のりてさん(○○ちゃん)も つよい 
 ぱっか ぱっか ぱっか ☆

♪わらべうた♪ 

  こ~め~ ついたら はなそ~(2回) 
  は~なした

小さいころは、大好きな絵本・興味のある絵本でお子さんを満たしてあげてください。
絵本は楽しみなものなのです!読書が“しなければならないもの”であってほしくはありません。
お母さん・お父さんとの満ち足りた時間は、お子さんの心の奥底に、将来困難に出会った
とき、それを乗り越えるよりどころをつくります。

そのよりどころを思い出させる大好きな絵本に、一冊でも多くであえますように・・・
仲町つれづれNO.29 2007年3月1日(木)
もう春ですね。
冬らしい寒さも続かないまま、もう3月です。児童コーナーの展示も、換えるのに大忙し。そうそう、右の写真の雛飾りも、桃の節句が終わったら、すぐにしまわなくてはなりません。ついでに春の大掃除でもしたいですね。
仲町つれづれNO.28 2007年2月28日(水)
大江健三郎と原広司

大江健三郎さんの本に「さようなら、私の本よ!」(講談社2005年)があります。装丁は、絵も描く司修さんですが、そこに使われているドローイングは、建築家の原広司さんのものです。「南米で若者らと試作しているディスクリート・シティの、原理的な単位をしめしている。氏の未来構想からの微光が、小説のたどりついた悲惨な破壊のモデルを明るませてくれることをねがって。」と後付に記されているように、大江健三郎と原広司とは、旧知の仲のようです。
原広司さんの作品歴を見ると、1992年に大江さんの故郷の愛媛県内子町立大瀬中学校を設計しています。
その建築物は、大江さんの著作「燃え上がる緑の木」(3部作、新潮社1994~96年)の中で、重要な舞台となる礼拝堂として出てきます。また原さんがモデルとなっているらしい人物「生産技術研究所の荒教授」も出てきます。

仲町つれづれNO.27 2007年2月24日(土)
下志津小学校の校舎

下志津小学校の建物をご存知ですか?学校の校舎としては、とても不思議な形をしています。その根拠がわかる本があります。原広司さんの『建築に何が可能か』(学芸書林1967年)です。原さんは1936年生まれの建築家、東京大学名誉教授です。
この本は、見るからに難解そうなタイトルですが、識者からは理解しやすい優れた建築書だと言われています。この本は、著者が30歳の時書いた処女作で、当時サルトルが「文学に何ができるか」と問うたので、それでは「建築では」と考えて書いたものだそうです。
また、ちょうど当時は東京オリンピック(64年)と大阪万博(70年)の間の時期で、GNP世界2位になるなど、高度経済成長を加速させていくとともに都市化のさなかにありました。そこで出てきた矛盾により、近代建築のあり方そのものを問い直す、という状況でもありました。そういう時代に、今日にも通底する理論(有孔体理論)や思想を打ち立てたことが評価され、多くの学生や若い建築家を刺激した貴重な書物といえます。

有孔体の理論というのは、門外漢には理解し切れないのですが、ひとつの塊に孔をあけるというイメージからでてきたもので、数学から建築的空間を構成する概念モデルを論理的に展開したものと言われています。(とはいってもよくわかりません。)
いずれにしても、原広司という建築家は、常に建築や著作で時代に影響を与え、問題を提起しており、この本は、時代を画した本と言われています。

主な建築作品を挙げれば、「あっそうか」と思われるでしょう。大阪の梅田に空中庭園が出来たと騒がれた新梅田シティ・梅田スカイビル(1993年)、新幹線で京都へ行くと必ず通る京都駅ビル(1997年)、プロ野球でおなじみの札幌ドーム(2001年)などがあります。
そして、世界の集落調査などの基礎研究を経た彼のデビュー作品といってもよい作品が佐倉市内にあるのです。それが、市内中志津4丁目にある佐倉市立下志津小学校の建物というわけです。1968年の作品です。当時は教室の中に机を入れようとしたら入らなかったとか、中庭があって回廊式になっているために雨風が入ってくるなど、予想外の問題が指摘されたようです。今ではすっかり大規模改修されていますが、まだ見に訪れる人があると聞いています。

そのほか、市内にある著名建築家の作品としては、吉村順三さんの作品集(新建築社1978年)にも載っている佐倉厚生園サナトリウム(1953年)がありました。初期の木造作品であるがゆえ残念ながら現存していません。しかし、現在の病院の基本設計も吉村さんで、1985年に竣工されたものです。
さらに、今、六本木の新国立美術館の設計、かつ都知事選への出馬表明でも話題を呼んでいる黒川紀章の初期の作品である佐倉市庁舎(1971年)、芦原義信の国立歴史民俗博物館(1980年)と佐倉市民音楽ホール(1984年)、海老原一郎の遺作にもなった川村記念美術館(1990年)、坂倉建築研究事務所の佐倉市立美術館(1994年・『新建築』95・02月号)などがあります。
仲町つれづれNO.26 2007年2月22日(木)
としょかんからこんにちは!

小学校訪問おはなし会事業として、2月6日と20日の2日間、志津小学校に行ってきました。1年生から6年生まで、各学年ごとに45分間ずつ、絵本の読み聞かせ、すばなし、本の紹介など、各学年にあわせたプログラムを行いました。プログラムの構成には、毎回かなり力を入れています。プログラムの詳細は、こちらをご覧ください。

部屋の外がどんなに騒がしくてもじーっと動かず、おはなしの世界に集中している子ども達の、生き生きとした顔を見ることができると、本当にうれしくなります。
また小学校訪問の後、来館した小学生に「あ、この前の!」と声をかけられることもあります。しかし、やはりここ数年来の悪質な事件の影響でしょう、特に低学年の児童が一人で来館する姿は、かなり少なくなりました。また少子化の影響もあるでしょうが、図書館内のおはなし会への参加者も減少傾向にあります。なので、小学校を訪問しておはなし会を実施することは、子ども達を知る、とても貴重な機会でもあります。

さて、志津小の皆さん、今回のおはなし会は、どうだったでしょうか?成功?失敗?実施した後も、次回の課題がたくさん出てきます。また、来年会えますように!

仲町つれづれNO.25 2007年2月20日(火)
たまには優雅な休日を

仕事が休みの月曜日に、大丸ミュージアムの「オランダ絵本作家展」を見に行ってきました。原画は、絵本で見る時とはかなり印象が違います。特にブルーナは、普段「ちいさいえほん」という印象であり、大きな原画は、色もとてもきれいでした。
ほかの作家の未邦訳絵本の作品もたくさん紹介されていて、続きが気になってたまらなくなったり、ペン画だと思っていた絵がコラージュの作品でびっくりしたり、見ごたえたっぷりの展覧会でした。

仲町つれづれNO.20で紹介されましたが、右の写真の目黒区美術館の展覧会もぜひ見に行きたいところです。しかし、こちらは当館と同じく月曜休館なので、いつ行けるか、頭を悩ますところです。

*引き続き、右の展覧会の招待券をプレゼント中です。ご希望の方はお早めに!

仲町つれづれNO.24 2007年2月18日(日)
貴重な一瞬をもとめて

18年度後期のちびちびクラブ、全8回のうちの6回目が行われました。初めは不安そうにお母さんにぴったりくっついていたお子さんも、回数を重ねて参加することにより、場所にもスタッフにもかなり慣れてきたのでしょうか。3才後半の子どもたちは、かわいいおしゃべりをしてくれるようになり、会場もかなりリラックスした感じになっています。
そんな中、大人も子どもも、会場にいるすべての人が絵本に集中しておはなしの世界に入っている、そんな瞬間がいよいよ見られるようになってきました。そういう時の会場は、糸がピーンとはったような静けさに包まれます。決して「静かにしなくちゃいけない!」という息苦しい感じではなく、心地よい緊張感を伴った、自然な静けさなのです。もちろん、ほんの一瞬のことなのですが、思わず涙ぐみそうになります。
静寂に耳を傾け、静けさを気持ちいいと感じることは、様々な音であふれるにぎやかな普段の生活ではなかなか経験できない、貴重な時間ではないでしょうか。
このような貴重な時間を少しでも多く持つためには、参加いただいている保護者の方のご協力が欠かせません。もちろん、スタッフ一同、よりいっそう気合を入れてあと2回に備えていきます。どうぞよろしくお願いします。

今日のプログラム

『まこちゃんのおたんじょうび』
 えとぶん にしまきかやこ こぐま社
『3びきのくま 』 ポール・ガルトン ほるぷ出版
『どうすればいいのかな?』 わたなべしげお・ぶん おおともやすお・え 福音館書店 
おうちで読んでみましょう(本の紹介)
『ちびすけ どっこい』 わらべうたえほん こばやしえみこ・案 ましませつこ・絵  こぐま社
『おんなじ おんなじ』 ぶうとぴょんのえほん 多田ヒロシ こぐま社
『あかい ふうせん』 イエラ・マリ さく ほるぷ出版 
『じょせつしゃ だいかつやく 』 みねむら かつこ さく 福音館書店
『このゆきだるま だーれ 』 岸田衿子・文 山脇百合子・絵 福音館書店
『三びきのこぶた』 イギリス昔話  山田三郎 画 福音館書店
『おやすみなさいコッコさん』 片山 健 さく・え 福音館書店
あそび ☆はなちゃん りんごが たべたいの はなちゃん☆ ☆でこちゃん りんごが たべたいの でこちゃん☆
     ☆めんめん すーすー けむしし きくらげ ちゅっ☆

お母さんからちょっと離れてみたり、雪の中で遊んだり、電車をみたり、動物園に行ったり、新たな生活体験が、絵本の世界を豊かに感じさせるようにしてくれます。そして、絵本のなかで感じたことが、日々の小さな体験を豊かにしていくのです。
いっぱい遊んで、いっぱい絵本をみようね。

仲町つれづれNO.23 2007年2月16日(金)
百花に先駆けて咲く梅の花

受験シーズンも終盤でしょうか。合格祈願に行ってきたのか湯島天神の袋を持った人を電車の中で見かけました。「天神様」といえば、梅です。菅原道真が「こよなく梅を愛した」のが、その縁起ということで知られています。
「梅は蕾より香あり」で、蕾のときからよい香りを漂わせます。「仲町つれづれNO.9」で、源氏物語について書きましたが、お香の世界では「源氏物語はバイブル」と言われており、たくさんの香り関係の表現を見出せます。

さて、その名も「パフューム」と題した小説があります。香りは、英語でPerfume、Per+ fume(煙)、すなわち煙を通して、という意味が語源だということで、
なるほどと納得しています。
この小説は、1985年ドイツで誕生しました。正式にはペトリック・ジュースキント「香水 ある人殺しの物語」という本で、池内紀の邦訳が文春文庫であります。ランキング1位を15週連続で獲得した禁断のベストセラー小説で、「あまりにも衝撃的かつ独創的内容は、哲学・犯罪学などにも大きな影響を与え、世界45カ国、累計1500万部にも及ぶ最大級のヒットを記録した」と言われています。訳者の池内さんによると、ドイツ国内では「400万部を越え、今も新刊並みに売れ続けている」そうです。

ジュースキントは、当時全くの無名の新人で、短編を書いていたものの、さっぱり芽が出ず、編集の仕事をしていたということです。36歳の時に小さな劇団のために書いたドラマがスイスの出版社の目に留まり、書き下ろしで出版されたのが「香水 ある人殺しの物語」だったそうです。
その後は「南フランスに引きこもっていて、マスコミにはさっぱり顔を出さない。なかなかシャレたことをする骨っぽい人物」(池内さん)ということです。この小説についても、ジューキント本人は詳しいことを何も語っていないようです。
この度、ドイツが世界に誇る鬼才トム・ティクヴァによってようやく映画化され、日本でも公開されます。内容はここでは触れませんが、ひとひねりも、ふたひねりもしてあります。音楽はサイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルで、「音で香りを奏でる」という、すばらしい作品です。ぜひ五感をフル活用して、観てほしいと思います。

参考-アラン・コルバン(仏・社会学者)「においの歴史」新評論社1988年(山田登世子訳)、1990年12月に藤原書店にて再刊

仲町つれづれNO.22 2007年2月11日(日)
オランダといえば

あたたかい毎日が続いています。もう少ししたら印旛沼湖畔のチューリップまでも咲いてくるのではと思ったりしています。
『ミセス』3月号に、オランダの特集が掲載されています。オランダは、自由な発想と確固たるコンセプトが特徴のデザイン先進国です。記事のはじめに「ディック・ブルーナさんに会いにユトレヒトに。ヤン・ヤンセンさんが訪問しました。」という大きな見出しがあります。
ユトレヒトは、ミッフィーシリーズの絵本の作家として世界的に有名なデザイナー、ディック・ブルーナさんが生まれ育ち、今も生活している街です。私も何度も訪れたことがある街で、また、佐倉市の小学生たちも児童交流で何度も訪問しています。ユトレヒトの語源は「船渡しの場所」という意味で、今はオランダ第4の都市です。中世の宗教中心地として栄え、街のランドマークとして、14世紀ゴシック様式のドム塔があります。鐘楼としてはオランダ随一の高さ112メートルを誇り、ほぼ頂上からは古都が一望できます。

昨年、ディック・ブルーナさんのデザイナーとしての歴史や絵の世界が体験できる「ディック・ブルーナ・ハウス」も開館しました。ブルーナさんは今年80歳になられるということで、これを記念してブルーナさんお祝いツアーも計画されているようです。
ヤン・ヤンセンさんは靴のデザイナーで、日本でも数年前に展覧会が開かれたことがあります。ディック・ブルーナさんとは20年来の友人ということで、雑誌の対談によりますと、ディック・ブルーナさんは朝型で、6時に起きて、8時からアトリエに入り、午前中だけ制作をして、午後は世界各国から届く手紙の返事を書いたりして、4時には帰宅するという生活を送っているそうです。
ディック・ブルーナさんの作品は線のタッチに特徴があります。「ゆっくり慎重に線を描いていくんだ。線のエッジが縮れているのは、ぼくのハートビートなんだよ。日本のカリグラフィー(書道)にも通じるところがあるんじゃないかな?」ということだそうです。
オランダは、オランダ人自らが「世界は神が創った。オランダはオランダ人が創った」とまでいう干拓の国、果てしなく続く地平線、広い牧場に点々と見える牛、古い家屋、風車、雲が大きい空、そんな原風景が絵本にも影響しているようです。それが繊細でしなやかな線による表現になっているのでしょう。

もうひとつ。9日の産経新聞で、来日中の作家ハルメン・ファン・ストラーテンが「オランダでは、父親が会社に出勤する前に、子供の学校で読み聞かせをすることがあるんですよ」と言っています。皆さん、身近なところから実践してみませんか。


閑話休題。1987年10月9日から21日まで、臼井にある佐倉市民音楽ホールと臼井公民館において、ユトレヒトにある国立自動楽器博物館のコレクションによる『音のアンティーク』展という展覧会を開催したことがあります。会期中は、名品73点を館長と学芸員による解説と実演のツアーを毎日実施し、とても人気があって来場者も一番多く、思い出に残る展覧会でした。その縁で、2年後当時のDr.ハスペルス館長から電話が入り、佐倉市で大きなストリートオルガン「サーター」(1898年製作・重さ800kg)を購入することになりました。オランダでも最も古いストリートオルガンのひとつで、1989年10月に佐倉市民音楽ホールに設置され、今ではホールの顔となっています。(佐倉市民音楽ホールのHPを参照ください)

*ミッフィーは、6月21日生まれ、51歳です。
*ディック・ブルーナ・ハウスは、セントラル・ミュージアムの向かいにあり、月曜休館、ミッフィーなどの1940年代より制作された2000点以上の本の装丁、100種類以上のポスター、たくさんのポストカードや印刷物、切手、スケッチ画などが展示されています。

仲町つれづれNO.21 2007年2月10日(土)
新聞広告の効果

第136回芥川賞全文掲載石原慎太郎、村上龍両氏が激賞!
23歳の才能が弾ける―ひとり日和 青山七恵
二十歳のフリーター女性が七十すぎのおばあちゃんと同居生活を始めて―
これらのコピーとともに、ブーツをはいた青山七恵さんの全身像をいれた『文藝春秋』3月特別号の全面広告が、今日(10日)の朝刊に掲載されていました。思い切ったデザインにまず驚き、強く印象に残りました。
広告はインパクトがなければ意味のないことですが、これによって雑誌が完売すれば万々歳ということになります。書店の店頭では、ほかの雑誌よりも高く積まれていることでしょう。

実際のところ、新聞広告の効果はどのくらいあるのでしょうか?
『アスペクト』(2007-1月)というPR誌に「新聞広告で本は売れるのか?」という特集記事がありました。
それによると、まず新聞広告は掲載料がとても高いのです。例えば、朝日新聞の半5段広告1回の定価は970万円。新たに本がもう1、2冊作れるどころか、社員を2人ほど雇えるかもしれない額だそうです。
それなのに、新聞広告はあまり効かないという噂もあるようで、朝日、読売、日経3紙朝刊夕刊の06年10月1か月分の広告を切り取って集計したランキングが掲載されていました。[朝日、読売、日経の朝刊・夕刊以外の別刷り・号外の広告及び企画広告は除き、半5段、全5段、全面広告と一社独占の全3段広告の面積を集計した結果、新聞広告面積ランキング]

その結果、1位は講談社11,951平方cm。2位は光文社11,695平方cm。文藝春秋は5,814平方cmで、6番目でした。しかし、広告効果が高いという印象があるのは、大仕掛けなものが多い幻冬舎で、あとは、読者の感想をたくさん載せたものなどは、効果があると言われているようです。
また、年齢層で考えると、若年層は新聞自体を読まないため、広告としては効果がないと言えるようです。NHK放送文化研究所による「2005年国民生活調査報告書」によれば、平日に新聞を読んでいる人の比率、読んだ新聞の平均とも、軒並み低くなっています。読んだ人×読んだ時間量の全年齢の総和で計算すると、05年は95年に比べて68.2%に減少。男女平均した10代の平日の閲覧時間は2分、20代は5分、30代が9分、40代は15分というデータが出ています。
しかし、閲覧時間は減っていても1面下の広告(三八広告)は見る、という人は多いと考えられます。
昨年9月「週刊ブックレビュー」の公開番組で来佐した書評家の永江朗さんのコメントによると「出版界の全般的な傾向として、新聞を熱心に読む層に向けた本が少ないことも、‘効かない’印象を強めているのかもしれない。現状では書店店頭に並ぶのが出版物最大のPRであることを考えれば、新聞広告が最大の宣伝媒体であることは否めない。あとは費用対効果の面をどう考えるか」だと。

我々もそうですが、多くの書店員は仕入れ、品揃え、陳列の情報源に、新聞広告を利用しています。一般的には、新聞そのものの影響力の低下と相対的な現象であると言えるかもしれません。
そうはいっても、今日も「新聞広告を見た」と言う利用者から、リクエストが入ってくるのでした。


*10日の日経新聞で「図書館、利便競う」という見出しで県内の図書館のサービス強化策について大きく取り上げられていました。当館の宅配サービスについても書かれています。ご覧ください。

仲町つれづれNO.20 2007年2月6日(火)
絵本の原画展ブーム

今年に入り、日本や世界各国の絵本の原画展が、あちらこちらで開かれています。
東京駅の大丸ミュージアムでは、マックス・ベルジュイスの「げんきをだしてね かえるくん」、今年80歳を迎えるデック・ブルーナの「うさこちゃん(ミッフィー)」など、人気キャラクターで知られているオランダの絵本作家12人による「オランダ絵本作家展」(2月1日~20日まで)が開かれてます。(写真を参照ください。)
三鷹駅前の三鷹市美術ギャラリーでは、スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで行われてきた世界最大規模といわれるBIB・世界絵本原画展を中心に、43カ国から出品された絵本とチェコの絵本を展示した「世界の絵本がやってきた・ブラティスラヴァ世界絵本原画展」が、3月11日まで開催されています。
そして目黒区美術館では、2月10日から4月8日まで「チェコ絵本とアニメーションの世界―チャペック、トゥルンから21世紀の作家まで」展が開かれます。


昨秋、33年の歴史を持つ子ども文庫を主宰する渡辺順子さんの話を聞く機会がありましたが、育児環境が大きく変わった今、絵本という心の栄養が最も必要とされる時代なのでしょう。「三つ子の魂百まで」ということわざもありますが、人間はゼロ歳から絵本を認知することが出来るということも知りました。子どもにとって読書とは何か?ということや、絵本の持つ力というものを、改めて見直しました。
本来、読書とは自由で自主的な個人的な営みであり、強制的に本を読ませようとするものではありません。なによりも、子どもたち自身が本の面白さ、楽しさを自ら発見することが大切なのです。

絵本には、心の「主食絵本」と「オヤツ絵本」があるようです。図書館は、より多くの子どもたちに、絵本の楽しさを知ってもらい、絵本との幸せな時間を過ごしてもらうことを通じて、豊かな子育ち、親育ちを願っています。また図書館では、その体験の場として様々な事業をやっています。ぜひ親子でお出かけください。

*大丸ミュージアム「オランダ絵本作家展」と目黒区立美術館「チェコ絵本とアニメーションの世界展」の招待券を、それぞれ先着5組10名様に差し上げます。希望される方は、佐倉図書館事務室まで来館し、「仲町つれづれを見た」とお申し出ください。2月7日9時より配布開始、先着順でなくなり次第、配布終了とさせていただきます。

仲町つれづれNO.19 2007年2月3日(土)
ちびちびクラブで絵本の楽しさを
18年度後期のちびちびクラブ、全8回のうちの5回目が行われました。このクラブでは、各回約30分のプログラムに参加してもらうことにより、まずは保護者の方に「こどもは絵本が好き」「親と一緒に絵本を楽しむことが好き」ということを知ってもらい、家庭においても、絵本を使った親子の楽しい時間を過ごしてもらうことを目的としています。(ちびちびクラブの概要については、こちらを参照ください。)
対象は2~3才の未就園のお子さんなので、集団で行動するというより、まだ親子の関係を重視する年齢であり、絵本に集中できる時間にも、非常に個人差があります。また、前回できたことも、体調や気分によりできなくなる、ということも多いと思います。
ぜひ、お母さん自身も絵本を楽しんで、お子さんがどんな風に絵本を楽しむのかを、発見してください。
今日のプログラム
『みんなうんち』五味太郎さく 福音館書店
『おばけのバーバパパ』チゾンとテイラーさく 偕成社
『たまごのあかちゃん』
  かんざわとしこ・ぶん やぎゅうげんいちろう・え
 福音館書店

おうちで読んでみましょう(本の紹介)

『おふろだ、あふろだ!』
  わたなべしげお ぶん おおともやすお え 福音館書店
『しっこっこ』西内ミナミ・さく 和歌山静子・え 偕成社
『にんじん』せなけいこ さく え 福音館書店
『ひこうじょうのじどうしゃ』山本忠敬 さく 福音館書店
『どうやってねるのかな』やぶうちまさゆき 福音館書店
『おいしいもののすきなくまさん』ちいさいモモちゃんえほん
  松谷みよ子/文 武田美穂/絵   講談社
『てぶくろ』 エウゲーニー・M・ラチョフ え 福音館書店
『バーバパパたびにでる』 『バーバパパのいえさがし』
  アネット=チゾン/タラス=テイラー さく  講談社
あそび ☆にーぎり ぱっちり たてよこ ひよこ ピヨピヨピヨ・・☆

紹介した絵本に興味をしめさなくても、無理強いはしないで下さいね。本との出会いはタイミングです
ある時、ある一冊が、心から楽しめる大好きな本になるかもしれません。
まず、“絵本は、読んでもらうと楽しい!”と知ることが、初めの一歩です。
仲町つれづれNO.18 2007年2月2日(金)
図書館の仕事
昨日今日と2日間、佐倉東中学校の2年生2名が当館にて職場体験学習を行いました。はじめに、簡単に図書館についての説明を聞いてもらった後、様々な図書館業務を、実際に経験してもらいました。
職場体験をした後は必ずと言っていいほど「図書館の仕事が、こんなに大変だとは思わなかった」という声を聞きます。
決してここぞとばかりにこき使っているわけではないのですが、「ゆりかごから墓場まで」という多様さと、「図書館=無料貸本屋、無料自習室」ではない、想像もしなかった業務があることに、まずはびっくりしてしまうようです。
将来、どのような仕事に就くにしても、外からは見えないことはたくさんあると思います。中高生の皆さんにとって、働くことの意義を少しでも感じてもらう時間とすることができればいいなあと思いながら、毎年なんとかやりくりして職場体験の受け入れをしています。

右の写真は、本のたくさん詰まった段ボール箱を15箱ほど書庫に運びこむ、という作業の後に、疲れも見せずに、今度はパソコンでデータチェックの仕事に没頭する様子です。ⅠさんとTさん、一緒に働いてくれてどうもありがとう!お疲れ様でした。
      
仲町つれづれNO.17 2007年2月1日(木)
節分-自分の心から鬼を払うために豆をまく

「節分」とは、本来、各季節が終わる日という意味だそうです。立春は、1年を24に分けた「二十四節気」のひとつで、季節の変わり目を示し、各節の初日にその季節を表す呼称がつけられました。それらの前日は、全て節分と呼ばれていたようです。今は、立春の前日の2月3日か4日だけを「節分」と呼んでいます。今年は2月3日が、節分です。
2月3日の「節分」は、冬の終わりを告げるもので、立春は春の始まり、旧暦では1年の始めの日を意味します。旧暦では、暦が今より約1ヶ月遅かったので、立春と正月がいっしょにやってきたということになります。そうした特別な存在だったため、「節分」といえばこの日を指すようになったようです。干支も、本来は旧暦の習俗ですから、今年の場合、旧正月の2月18日(日)が来るまでは戌年と考えるのも正しいのかもしれません。

2月は、旧暦の異称で言うと「如月」(きさらぎ)と呼びます。この語源は、十数説もあるようですが、一般的に知られているのは、2説に集約されます。ひとつは「寒さが厳しいため、更に衣を重ねる」衣更着(きぬさらぎ)を由来とするものです。もうひとつは、陽気が戻って春めいてきたことから、「草木張月」を語源とする賀茂真淵の『語源考』や、「気更来」とする『和訓栞』などで主張されている説です。詳しくは、岡田芳朗さんの「暦のことば」⑭(『言語』2月号)を参照してください。

旧暦の2月のことだから、更に厚着をするということもないので、意味からすると後の説がよいのだが、語源としてはいまいちであり、岡田芳朗さんも「結局のところは未詳ということになるが、やはり気になるから「気更気」である。」と書かれています。


児童書コーナーに
突如あらわれた鬼!
 小さいこども達は、
こわごわ見ています。
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